長門紀幸の日記…
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11月8日夜、土崎の善導寺にて、僕がリスペクトする倉田よしひろさんの主催で、「秋田・平和談話会」が開催された。

講師は、和歌山からはるばるお呼びした、本多立太郎さん。

20年ほど前から、「戦争出前噺」と称して、自らの戦争体験を語っている。



戦争出前噺は、今回でなんと1124回目。日本国内は47都道府県すべてで開催され、昨年はなんと中国でも開催した。

僕は前回秋田にいらした1001回目の講演を聞きに行って、すごいカルチャーショックを受けた。

戦争っていまの日本じゃ身近に感じないし、遠い別の国の出来事だっていう認識しかなかったけど、考えてみればウチのじいちゃんや、親父だって戦争経験者だ。

でも皆さん、よーく考えて見てください。じーちゃんが戦争に行って、あなたに、「人を殺した」話を聞いたことがありますか?多くの人は、自分が愛する家族に、そういうダークな過去は話さないのです。

本多さんもそういう一人であったはずなのだが、孫が出来、可愛い孫の顔を見ているうちに、孫の世代に、二度と同じ体験をさせたくないという思いから、戦争体験を語り始めた。

それでも、最初は「人を殺した」話まではしていなかったそうだが、真実を伝える為に、本当の核心の部分も語り始めたそうです。それがいまでは1124回。20年間、身を粉にして、全国を行脚してきた。

本多さんは、みんなに、自分の思想を押し付けたりはしない。「ありのままの事実をそこにポンと置き、それをみんながどう受け止めるかはその人が決めること」と語っていた。THE CHOICE TO FLOWだ。

本多さんの語りを聞いていると、その情景が目に浮かぶほどリアルに感じられる。そして、自分達をその悲惨な戦争に送り込んだ大日本帝国という国に、憎悪を隠さない。

戦争にはまず「別れ」があるという。愛する家族との別れ、恋人との別れ、友人との別れ、そして自分自身との別れ。そしてその別れの先に存在するのは「死」。

本当に悲惨だ。戦争ってバカバカしい。もし日本が戦争に参加するなんていったら絶対に阻止しなければならない。自分だけじゃなく、愛する家族も、友達も、みんなその人の事情なんておかまいなしに不幸になる。



本多さんは今年で92歳。びっくりするくらい元気だけど、こうやって同じ日本人から戦争の実体験を聞けるチャンスはこれからますます少なくなる。

自分が聞けて良かったと思う部分もあるけど、日本中の人がこの人の話を聞いて、「戦争反対」ってなったら、日本ももっと良くなるんだけどな。



この日、本多さんと倉田さんは、遅くまで日本の現状と将来について話し合っていた。


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